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さよなら自分

さようなら

デイサービスのいろいろ

デイサービスというものは、その実態はいろいろである。
どこもさほど空きがなく、母は週3回の利用にあたって、
3箇所に振り分けられた。
その事によって複数のデイサービスセンターの様子を伺うことができた。

次の3箇所

  1. ケアマネジャーがいるプランセンターのようなものに併設された、公的なデイサービスセンターA
  2. 株式会社が運営するデイサービスセンターB
  3. 別の株式会社が運営するデイサービスセンターC
とまあそんな感じだ。

最初は、AとBだけだったが、介護保険の枠的にもう一回くらい利用できるということで、Cが加わった。

ある意味問題になったのは母が叫ぶということ。

AとCは現地に見学も行った。

Bには行かなかった。
というより、見学に行く前にトラブルになったからだ。

母は叫ぶ。基本的には断続的に。
そして、姿勢を寝る姿勢から座る姿勢に定期的に変えないと、息が苦しいと訴える。

興奮すると叫び続ける。

そういう事もあってか、興奮した時用に頓服薬として向精神薬が渡されていた。
さらに言うと、元々脳出血で倒れているので、興奮による血圧上昇で再発のようなことが起こらないようにという意味合いもある。

という感じだが、デイサービスセンターのBは、毎回頓服を服用させて、利用時間中ほとんど眠らせていた。

その影響で、夜間の中途覚醒がひどくなり、家族が疲弊した。

つまり、デイサービスセンターは日中母を向精神薬で眠らせているからこそ、夜に起きてしまうということだ。

薬を確認すると、デイサービスセンターBに行った時は毎回その頓服薬が減っていた。

「頓服と言っているじゃないか」

というと、

「叫ばれると他の利用者の迷惑になります」

という回答が来た。

それは理解できるが、薬で眠っている母は夜に起きる。
自分たちは眠らせて楽をして、夜に面倒を見る家族に押し付けているだけじゃないか。

「興奮」の定義を曖昧にしたということも問題だったのかもしれない。
医師の指導もあったが、結局は、そのような対応のところには預けられないという家族みんなの判断のもと、そのデイサービスセンターの利用はやめることにした。

昼に眠られ、夜に起きられると、家族は苦痛を得ることになる。

それならば、まだ介護ヘルパーのサービスを断続的に利用して、昼間をしのいでいる方がマシだ。

まあ、デイサービスセンターといえど運営は株式会社。
一応営利の追求が目的だからな。

公的なデイサービスセンターAと、別の株式会社が運営するデイサービスセンターCは、所長にも会ったが、叫んだとしても可能な限り薬の服用はしないという猛者たちだった。
彼らは服用の基準を医師と相談し、血圧や拍動数などなにかの目安を作ったらしい。

デイサービスセンターCの所長は若いがしっかりしていた。
率先して母の面倒を見てくれていたようだ。
ただ、その後そこの職員(50代)と母がトラブルになり、結局そこも行かなくなった。

結局は公的なデイサービスセンターAだけが残った。

ただ、その後母は行きたくないと言いだした。

なのでおそらく行っていない。

デイサービスセンターに行っている時に入浴するということだったが、行かないと風呂に入れない。
しかし訪問入浴というサービスはデイサービスセンターを一日利用するのと同じくらいの費用が必要になる。

そのような問題も、結構起こった。
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まあ私というものがあるから煩いを感じるのであってさ。さよなら自分

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みうらじゅん氏による「さよなら私」についてのお題拝借です。

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