脳出血後、リハビリ期間を経て、少しだけ体が動くようになった母。
ただ、脳の血流量の関係からか、前頭前野が働きにくく、情動を抑制することができない。
身体の不快感等から消極的な考えもブーストされる。
そして叫ぶ。
入院していてリハビリをしていた頃、特に前期はまだそうした症状はなかった。
ある時息苦しくなってナースコールを押したにも関わらず誰も来なかったことがあった。
そしてそれから叫ぶことが多くなった。
身体を拘束されていた時期もあった。
向精神薬で感情を抑えるという対症療法的な措置が取られた。
しかし、自宅介護になってから、その叫びは日に日に増した。